2012年2月9日

タブレットをワイヤレスに

しばらく前にIntuos4のLargeを購入して、
フォトレタッチとメモをとるのに使っていたんですが、
メインPCがデスクトップからノートに移ったことで、
使用頻度がめっきり減りました。

代わりに使うようになったのが旧Bambooのsmallなんですが、
ノートとの組み合わせだと、思いのほかケーブルが気になる。
Largeと違って、膝の上で使うのにちょうどいいサイズという事もあり、
これはワイヤレスだったら快適だろうな…と思い、
検討してみることにしました。

サイズも、smallだとやはり手狭に感じるので、
mediumで考えてみます。

真っ先に思い浮かぶのが、Intuos4 Wireless(PTK-540WL/K0)
Intuos4のmediumを、そのままワイヤレス化したモデルです。



もう一つの選択肢がBamboo(CTH-670)に、
ワイヤレスキット(ACK-40401)の組み合わせ。





価格差は8000円ほど。
当然、Intuos4 Wirelessのほうが高いんですが、
以下のメリットが8000円に相当するのであれば十分買いだといえます。

Intuos4 Wirelessのメリット

1. 無線方式がBluetooth
Bambooは2.4GHz RF方式なので、
専用のレシーバーをPC側に付ける必要があります。
ノートPCはUSBポートが少ないので、極力余分なものは付けたくありません。

その点Bluetoothなら、
ノートPCに内蔵されていることも多いですし、
家と出先でPCを使い分けるときでも、
レシーバーを持ち歩いて付け替える必要がなく、便利です。

2. 筆圧レベルの差
Intuos4 Wireless: 2048
Bamboo: 1024

Intuos4も、初期設定だと1024で、
アプリケーション側の対応がなければ2048段階では使えないんですが、
両方使ってみて、やはりIntuos4のほうが細かいコントロールがしやすいです。
スペックだけでなく、シートの質感やドライバの作り込みも関係しそうですが…

感触について、個人的な感想ですが、

Intuos4: プラスチックの下敷きの上に置いたコピー用紙
Bamboo: 電話帳の上に置いたコピー用紙

といった感じで、Bambooは若干柔らかく、ペン先が沈み込むような感覚があります。

3. コントロール
Intuos4はボタンの数が多く、
ホイール、ディスプレイも備えているので、
描くだけでなく、その他の操作もタブレット側からインスタントに行うことができます。

4. カスタマイズ性
Intuos4はシート、ペンの種類、芯の選択肢が多いです。

ただ、芯については
非公式ですが、BambooでもIntuos4用のものが一部使えます。
(確認した限り、ハードフェルト芯は大丈夫でした)


ここまで列挙してみて、
自分はIntuos4 Wirelessに+8000円の価値があると判断しました。

Intuos4のいいところばかり並べてしまいましたが、
Bambooのいいところも少し挙げておくと(価格が安いというのはおいといて)
ペン操作のほかに、マルチタッチ操作が行えるという点です。

実は自分もそれが理由で今使っているBambooを買ったんですが、
正直イマイチでした。
iPhoneやiPadのタッチに慣れてしまうと、画面を直接タッチできないというところや、
挙動があまりスムースでないところが気になってしまいます。

物珍しさでタッチを試してみたい、という人にはいいかもしれませんが、
ペンとして使うことしか想定してないよ、って場合、
Intuos4とかBamboo Penにしたほうがよさそうです。

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